とある化学な研究者の日常

知っているだけで得をするかもしれない、日常のTipsを集めました。

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”決断しない”という決断をしていませんか?

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 (上の写真のような状況だと是が非でも決断を迫られるわけですが…)

日常は決断の連続です。今日の晩ごはんは何にするか、転職はするべきか、明日のゴルフコンペには行った方が良いのか…と例を挙げればキリがありません。そんなの決断の部類に入らないよ、と仰る方もいるでしょうが科学的にこれらはきちんと脳が働いて決断を下しているということが知られています。

 中にはしっかりと考えて決断しなければならないような場合もあるでしょう。このお金の使い方は合っているか、仕事をやる順序はこれで良いのかなどです。しかしこのようにしっかりと考えなければならない時に限って、なんとなく考えるのを放棄してなぁなぁに選んでしまうことがあります。

 このようなことはよくあると思いますが、私は最近これを”決断しない決断”と読んで意識するようにしています。

決断をしないという決断とは

 決断しないという決断とは何でしょう。例を挙げさせてください。

 あなたは現在、とある企業で働く会社員です。そして昇進に必要になるかもしれない資格を取りたいと考えています。この資格は本当に昇進に必要になるかはわからないのですが、先にやっておこうと考えたわけです。

 今日も一日仕事が終わり、家に帰って資格を取るために勉強しようとします。しかし帰ろうとした時に同僚から、今日飲みに行こうぜと声を掛けられるわけです。

 ここであなたは決断を迫られます。家に帰って勉強するか、誘いに乗って飲みに行くか。家に帰って勉強したら資格に一歩近づきます。でももしかしたら、今後誘ってもらえなくなって人間関係が悪くなるかもしれません。逆に飲み会に行くとしたら、資格は遠のきますしそもそも飲み会も行かなくても問題無いものかもしれません。

 結局あなたはその場の雰囲気に乗って、飲み会に行くことにします…。こうして資格を得る日は永遠に訪れないのです。

 

このようなシーンはよくあると思いますが、このように場の雰囲気に乗ってとか、皆言ってるしとかを理由に理性的な決断をしないことがあると思います。しかし結局これも結果から見れば飲み会に行くという決断なわけで、これを”決断をしない決断”と読んでいます。

 この時のあなたは決断をしないという決断をしたわけです。

大切な時に決断をおこなうためのコンディションを作る

 一番大切なことは決断をしないということもやはり決断であるということを知っておくことです。そしてそのような行為を日常的に行っていることを知っている必要があります。となると後はそれを治す方法がわかれば良いのです。

無数の決断が頭を疲弊させて、思考停止に追い込む

 冒頭でも書いたように私達は日常生活において無数の決断をしています。大抵の瑣末な決断は一瞬でくだされるために意識しないだけなのです。実際には一瞬とはいえど、どちらが得か損かということを推し量っている時間があります。そして知って置かなければならないのは、その些細な決断ですら脳を疲労させるということです。

 脳を思考停止にしないためには、一度決めたらそれに則ってやればいいようなことは最初にじっくり考えて後は考えないようにすることが大切です。例えば電車はどの位置で待つのか、仕事始めにはまずメールチェックをする、などです。こうすることで無意識が行動を制御してくれるので結果として脳が疲弊することがありません。大切な時にしっかりと決断できるフレッシュな状態を保つことができるのです。

悩む可能性のあることを想定しておく

 例えば先ほどの話だと金曜日の場合に飲み会に誘われることが多いなどということが事前にわかります。このように事前に決断を迫られることがあるとわかっている場合には、予めそれについてどうするか決めておくのです。

 人はその決断をする場面になるとその場の雰囲気に流されやすいものです。理性的な判断ができる1人の時や、心にゆとりがある時にどうするか決めておいて、その瞬間は悩むこと無く決断をするのです。

決断をしないことのリスクを知っておく

 人の性質としてすぐに手に入るもの、すぐに到来するものに対して良い方にも悪い方にも過大に評価する性質があります。例えば1日先の200円よりも今もらえる100円の方が魅力的に感じたりする性質のことです。

 ですからその場に流されて決断しなければ、後になって苦労することになります。ほとんどの決断においてはどちらが正しいかわかっているはずなのにそれとは違う方へ流されてしまうのです。そのリスクは知っておくべきです。

 

 つらつらと書きましたが、決断をくだすのは難しいものです。社会的にもそれは証明されていて、管理職の方が賃金が高いのはそのためです(もちろん責任に対する報酬も入っている)。

 結局のところ決断をするのは避けられないので、気負わず少しでも自分の理性に基づいた決断をできる確立を上げていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。